第179回複合材料部門委員会(三者合同研究会)議事録

日 時:平成12年9月28日(木),13:00〜16:40

場 所:会 場  名古屋大学 ベンチャー・ビジネス・ラボラトリー

[出席者]田村(航空機開発協会), 宇野(IHI),河本(JFCC),村山(東芝,森山代理),張(IHI),石田(エフ・アール・ピー・サービス),小泉・唯岡(日本ユピカ),早川(武田薬品),瀬畑・杉山(川口薬品),酒谷(日本モールドシステム),野世(今春化成),葛西(KOLON CHEMICAL),平松(日本アーム),小宮(福井漁網),藤井・片山・松岡(同志社大),田中拓・来海(名大),大村(摂南大),清水(豊田高専),井上(愛知工大),福田・逢坂・高坂・大島(阪市大),北條(京大),平鍋・早川・木村・石井・伊藤・白木原・小田・藤原(名大(学)),岩本・倉鋪(京工繊大)
   計41名 (順不同,敬称略)
    (日本材料学会会員 21名,日本複合材料学会会員 10名,強化プラスチック協会会員 12名)

開会の挨拶  複合材料部門委員会 岩本委員長より開会挨拶があり,井上,田中担当幹事に対して感謝の意を述べられた.

【講演】
講演1 (司会 井上久弘氏(愛知工大))
「超音速輸送機の開発の現状」
 田村 裕文氏(日本航空機開発協会)
 日本におけるSSTへのプログラムスケジュールから始まり,諸外国の動向を含めて,材料および設計に関する研究状況の発表があった.

講演2
「FRP歩道橋の開発と今後の技術課題」
 宇野 名右衛門氏(石川島播磨重工業(株)橋梁事業部)
 本格的な橋梁としては,国内初めての沖縄に設置されたFRP製歩道橋の紹介があり,土木用FRPの素材,成形法および橋の設計について発表があった.さらに,今後の課題として,継手構造,積層構成の検討の必要性が示された.

― 休憩(10分) ―

日本複合材料学会 福田武人会長より挨拶があり,三者合同研究会開催のお礼,複合材料学会への入会依頼および複合材料シンポジウム参加依頼を述べられた.

講演3 (司会 田中拓氏(名大))
「セラミックス部材の研究開発の現状と今後ーセラミックス系複合材料ー」
 河本 洋氏((財)ファインセラミックスセンター試験研究所)
 国プロジェクトにおけるセラミックス部材の研究開発状況を示し,CGT(セラミックス・ガスタービン)部材,MGC(Melt Growth Composites)部材,WE−NET超高温燃焼ガスタービン部材等についての発表があった.さらにセラミックス複合材料の成長期待分野についての報告もなされた.

閉会の挨拶 三者合同研究会の代表として,複合材料部門委員会 岩本委員長より閉会挨拶があった.講演の講師にお礼を述べられ,また第30回記念FRPシンポジウムのアナウンスがあった.

研究会終了後,本山駅近くで講師を囲み懇親会を行い,歓談した.