第184回複合材料部門委員会(三者合同)議事録案
日時:2001年10月24日(水)14:00-17:00
場所:早稲田大学理工学部(大久保キャンパス)55S号館2階第3会議室
[出席者]
北出(IHI),紙田(NASDA),平山(日東紡)、山根(東洋紡)、藤井(セイコー化工機)、松原(川重)、服部(日立製作所)、広川(シキボウ)、高野(阪大),藤井(同大),邊(日大),川田(早大)、北野(東レ)、村山(NASDA),溝上(次世代金属・複合材料開発協会)、青木(日大)、児玉(三菱レイヨン)、片山(同大)、南原(三菱商事)、轟(東工大)、稲田(東工大)、松岡(同大)、阿部(本田技研)、内田(内田工芸)、高橋(産業資材新聞社)、宮永(日大)、荘司(日大)、岩本(京工繊大),倉鋪(京工繊大)
計 29名
(日本材料学会会員 13名、日本複合材料学会会員 14名、 強化プラスチック協会会員 13名)
今回は「大型複合材構造の最前線」をテーマに日本複合材料学会と強化プラスチック協会と合同で開催しました。
[議題]
1.開会の挨拶 邊委員(三者合同研究会担当幹事)より開会の挨拶があり、今回のテーマおよび講師の紹介があった。
2.講演 (司会 川田宏之(早大))
1)電力負荷平準化用FRPフライホイール構造の開発
石川島播磨重工業(株)基盤技術研究所 北出 真太郎氏
H7年度から行われてきたNEDOプロジェクトの概要の説明があり、FRPフライホイールの開発状況、大型化への問題点等の報告があった。
2)宇宙往還技術試験機(HOPE-X)複合材機体構造開発
―大型機体構造の低コスト化を目指して―
宇宙開発事業団宇宙輸送システム本部 紙田 徹氏
HOPE-Xの機体構造について、一体成形による大型部品を多用した複合材料構造として製造コストの大幅な削減、機体重量軽減化のための構造設計・製造方法に関する手法および試作試験の状況について報告があった
(司会 藤井透(同大))
3)
大型GFRP円筒形貯液槽の耐震強度解析と設計
(株)ニット-ボ-・エフア-ルピ-研究所 平山 紀夫氏
大型円筒形貯液槽について、圧縮性や粘性を考慮した内容液の流体とFRP構造の連成解析を有限要素法に行い、また加振装置を用いた周波数応答実験の結果との比較・検討した結果の報告があった。
閉会の挨拶 複合材料部門委員会 岩本委員長より閉会の挨拶があり、また講師、担当幹事に感
謝の意を述べられた。
なお,委員会終了後,講師を囲んで懇親会を開催した. 以上