第196回複合材料部門委員会議事録(案)
担当幹事 高木 均,大窪和也
日 時:平成16年1月7日(水)13:30~16:40
場 所:大阪産業大学,梅田サテライト
出席者:上野谷(阪府立産総研)、岩本(京工繊大),倉鋪(京工繊大),櫻井(海技研),座古(代理川村)(阪大),澤田(阪市大),高野(阪大),竹村(神奈川大),西籔(阪府高専),早川(三井武田ケミカル),松岡(同志社大),山田(新ディック化工),高木(徳島大),大窪(同志社大),(順不同)18名参加のうち部門委員会からは計14名
議 事:
1.開会の挨拶 複合材料部門委員会委員長 上野谷敏之 氏
上野谷複合材料部門委員会委員長より,第196回複合材料部門委員会の開会に際して挨拶があった.
2.講演
「木質系およびバイオ系コンポジットの研究動向」をテーマに以下の講演をお願いした.
(1)「セルロースミクロフィブリルを用いたナノコンポジット」 京都大学 矢野 浩之�@氏
セルロースミクロフィブリル(MFC)の構造や特徴などの解説とともに,それをデンプンやポリ乳酸と複合させた材料の特性について紹介された.
(2)「化学的複合による木材への寸法安定性,耐朽性の付与」奈良県森林技術センター 伊藤 貴文 氏
木材の化学的複合(化学修飾)の原理と,それを実現する鍵となる技術的な3つの関門(導管,へき孔,細胞壁)について解説された.
(3)「歯科用複合材料の現状と未来」 徳島大学 浜田 賢一 氏
歯科用に使われる複合材料で構成される詰め物や,矯正歯床などの種類や特徴について解説された.
(4)「生体材料の設計について」 京都大学 富田 直秀 氏
生体内の環境設計の考え方として,細胞が作られる環境と細胞(構成要素)の相互作用により細胞が自己変革と多様性を伴う自己変革システムのシステムなどが解説された.
3.閉会の挨拶 複合材料部門委員会委員長 上野谷敏之 氏
上野谷複合材料部門委員会委員長より,第196回複合材料部門委員会の閉会に際し,挨拶があった.
以上